2015年5月は公私共に大変だった記録その1おしごと編。
呪詛と言ってほぼ差支えない。
呪詛と言ってほぼ差支えない。
業務受託が始まったのが3月半ば。
従前の繁忙期ヘルプでなく、管理調整含めて丸ごと丸投げ。
効率化提案に「できません」と即答される部署の仕事。
やる気も出ないがNOの選択肢もない。
ボリュームが余地も予想も遙かに上回ると判ったのが4月半ば。
月次と給与の準備期間に引継ぎに丸3日拘束。
概要も所要時間も聞いてない。今やっていることが何で、残りどれくらいなのか。
税理士巡回2日前に白旗を上げ、他部署の当人もとっくに帰った事務所で、
疲労と理不尽さを抱えて本業を死ぬ気で形にする。
残業を逆算しながら本業前倒して3日分の時間を捻出した5月半ば。
先月の残業時間は38H。今月は40H。みなし時間は40H。セーフ。
今月こそ完遂と息巻いた初日、やってきた他営業所の事務員さん。
「指導一緒に受ければいいよね?」と移動指示した人は指導役でなく終日不在。
「とりあえずそっち行ってもらうから…こっち特にないし」と言う指導役。
先月を反芻しながら判らないことだけ訊いて進めようとしてた自分。
PC処理のデータ整理で終日余裕。伝達できることも共有できる作業もない。
適当にやっててください、私作業しますんで。なんて言えるはずもない。
当惑する彼女に無為に呼び出したことを謝って、
「確認させて下さい」という彼女と、ごく基本の流れを追って、
業界従事者の当たり前は一般の通念じゃないから不安にならなくて大丈夫と伝えて、
裁量を越える独断と自覚しながら営業所戻りを調整して見送って、
関係各位へ申し立て一斉配信それいけー。
段取りなくとりあえずで人を動かすな。
その「とりあえず」悪習だから。動かす前に頭使え。
実践指導するにしても最低限の概要伝えろ。
ただでさえ余裕ねーのに、さらに時間を割かせるとかざけんな。
実際にはもっと慇懃無礼で辛辣。
角が立たないよう上層から手を回してくれてたのも知ってる。
無下にしてごめんなさいと翌日陳謝したら「いいぞもっとやれ」とのお言葉。
結局自分鉄砲玉やないですか。孤立無援じゃないからいいけど。
溜飲が少し下がったので集中して前月と同じとこまでこぎつけ。
さあ先月断念した残りを示してもらおうか。
他部署責任者「やっぱいいです」
いやこれ、やっぱいいですじゃ済まんのですけど。
他部署1「どうせイレギュラーとか調整全部あたしだから結局二度手間」
部長「でもそれ亜鉛さん整理しようとしてくれてるんよ」
他部署2「整理ってどういうこと?(あたしらの仕事が整理できてないって?)」
自分「(全然できてねーよ)ルーチンへの組み込みと個別調整の分離です」
自分「コレとかソレとか毎回ですし、ルーチンで手順作れば他の人も出来ますよね」
他部署1「でもそれってソフトが悪いしー」
他部署2「そうそう、それですごい大変で~」
自分「だからせめてその情報を整理したいんです」
他部署2「それならここに書いてるやん?」
自分「(そんな一部の人間にしか判らん記載に意味ねええええ)」
「大変だから」「苦労してる」に帰結して一向に進展のないやりとりに、
死んだ目になる上司と部長と自分。
「でもこれ納得しませんよね」「うん・・・」
「どう言えば満足しますかね・・・」「承認欲求かな・・・」
なんて前日の作戦会議が走馬灯。
理屈で説得できる相手じゃないと最初から判ってはいたけれども。
「大変なんです」「苦労かけてごめんね」なんて今日に始まったことじゃない。
何の進展もないやりとりを繰り返して何が変わるっていうんだ。
部長が渋々「わかった」と言ってガンバッテルアテクシの会閉幕。
ごく一部を残して元の木阿弥。
この3か月、自分がやったことは何だったのか。
それでもこれ、やっぱいいですじゃ済まんのですけど。
ただの負荷分散じゃないから。
効率化と可視化。口頭か付箋の指示しかない業務全体の概要作成。
ダブルキャストによるリスク低減、
代替えがきかないことで逆転した会社とのパワーバランスの正常化。
アナログ作業のオートメーション化とルーチン構築。
作業の標準化と増員。イレギュラー調整事項の分離。
いつか入社する後継を潰さないよう引継ぎのワンクッション。
先の責任者が辞めて一気に増えた負担に、皆が謝罪して感謝して労った。
気遣いだけじゃなく具体的な数字でも。
それから1年とちょっと。
「使えない」レッテルにイチャモンと暴言とも思われる発言に、
辞めていく新入社員は数知れず。残業でもパワハラでも労基ぶっちぎり。
新人指導も業務整理もできず、一向に改善が見られない事態に
業を煮やした役員会から外堀を埋めろって依頼で、
やっぱいいですじゃ済まんのですけど。
上司「あかんな・・・」
自分「力不足ですみません・・・」
部長「まだ諦めへん・・・・」
一番頑張ってた人が解決能力のない責任者になったことに
当人が気づく日は来るんだろうか。
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